Q)どうしてこんな制度をつくったの?
市町村ごとに運営されている国民健康保険制度(国保)は、地域によっては、高齢者が増え、現役世代が減ったため、制度の運営が難しくなっています。また、保険料負担の地域間格差も大きくなっています。そこで、特に病気にかかりやすい75歳以上の高齢者の方々の分について県単位でまとめて国民みんなで支えようというものです。
Q)高齢者だけを切り離して「うば捨て山」だという批判があるけど、どうなの?
必要な費用(医療給付費)の5割は公費でまかない、4割を現役世代の加入する医療保険から負担します。必要な医療費を国民みんなで支えようというもので、うば捨て山だという批判は当たりません。
Q)今までの国保など保険料に加えて新たな負担が必要になるの?
75歳以上の高齢者の方が今まで国保等に納めていた保険料支払いをやめて、後期高齢者医療制度の保険料に切り替わるものであり、負担が追加されるものではありません。
Q)保険料負担は上がるの?下がるの?
都市部や高額所得世帯は保険料負担が上がる傾向がありますが、地方部の多くで保険料負担が減る傾向にあります。
Q)会社員や公務員である子供に生活の面倒を見てもらっている場合はどうなるの?
後期高齢者医療制度に加入することにより新たな保険料負担が発生しますが、緩和策として本年9月までの半年間は保険料が免除され、その後の半年間は定められた保険料の1割を(全国平均で、一人月額350円程度)納めていただきます。さらにその先については、国民の皆様のご意見をいただきつつ、政府与党で議論することとなっています。
Q)自営業や農業である子供に面倒を見てもらっている場合はどうなるの?
今まで子供さんがご本人の分もまとめて国民健康保険料として払っていましたが、今度からはご本人の分を分離してご本人が保険料を納めていただくことになります。
Q)保険料負担が増える地域があると聞くけど、どうなの?
東京23区など、財政に余裕があり、独自の公費負担をしていた都市部はそれがなくなるために本人負担が増え、逆に地方部は本人負担が減る傾向があります。今まで、都市部では本人負担が少なく、地方部で本人負担が多く、保険料負担に最大5倍の地域間格差がありましたが、新制度では、地域間格差が2倍に縮まります。
Q)なぜ保険料を年金から差し引くの?
2ヶ月分ごとに年金から差し引かれます。高齢者の皆様に金融機関の窓口でお支払いいただくなどの手間をおかけせず、また、役所の経費を節減し、制度の安定性をめざすものです。(年金額が月1万5千円未満の方などは直接ご自身での支払いとなります。)
Q)将来的には負担はどうなるの?制度はどうなるの?
これから高齢化が進むにつれて医療、年金、介護等の費用は増えていきますが、費用を支える現役世代は、少子化が進むにつれて減って行きます。この制度で当分は安定しますが、やがてまた費用負担の問題は発生します。
いつでも、誰でも、どこでも、少ない費用で高度な医療を受けられる、世界でもめずらしい日本の医療制度です。国民みんなで平等に負担し合い、支え合って、将来へ続く制度として確立をしていかなければなりません。
「うば捨て山」などと、いたずらに国民の不安をあおってばかりではいけません。増える費用をどう負担していくか、国民の皆様と正面から向き合った本格的な検討が必要です。ご意見など、お気軽にお寄せ下さい。
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Date: 2008/05/02(金)
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